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【英文推薦状の翻訳】使えるレベルにまで持っていく方法

time 2012/07/17

【英文推薦状の翻訳】使えるレベルにまで持っていく方法

「翻訳」

一般的に、この単語からは、もともとの言葉(たとえば日本語)を他の言葉(たとえば英語)に置き換えるイメージがあります。

たしかに、他の言語にするわけですから正しいと言えば正しいですが、
いかんせん、翻訳した原稿を「使えるレベル」にまでもっていくためには、少々、置き換えること以上の手立てが必要です。

その手立てとは、文章表現です。

つまり、翻訳には(他言語に置き換えられることは当然で、それに加えて)表現をするための能力が必要です。

たとえば、

「甘くておいしそうな、大きな桃」

「甘い果汁が今にもはじけそうな、パンパンに育った大きな桃」

これらを見て、後者のほうがいい表現をしていると感じませんか?

日本語の推薦状を英文にする際も、表現をするための能力が大切になります。

(日本語の)推薦状は、恩師や上司に書いてもらうものです。
ですから、恩師や上司が書いてくれた内容以上のものはないわけです、自分でいいように書き足すわけにはいきませんし(笑)

ただ、日本語で書かれた同じ推薦状であっても、表現の仕方によってかなり(いいように)変わります。

「彼の高い能力は日本だけではなく、世界で活躍できるものである。」

「日本国内だけでは、彼は能力をもてあましてしまう。その活動の範囲を世界に広げることで、その能力をいかんなく発揮できるでしょう。」

きっと誰が見ても後者のほうが、いい表現だと思うはずです。

間違えてはいけないのが、日本語の推薦状に書かれていないことを英語で書くのではなく、日本語の推薦状に書かれていることを、かなりいいように解釈する(風呂敷を広げる)のがコツです。

ですから、意訳をすることとは少し異なります。

意訳とは、日本語で書かれた文章およびその周辺情報を精査することによって、ときに元の文章にはない表現をすることを指します。
(厳密に言えば、もう少しややこしいお話ですので、ここでは省いてざっくりお伝えします)

ですが、意訳をしてしまいますと、もしかしたら、あなたの恩師や上司が思ってもいない推薦状になってしまう可能性がありますので、それではマズイですね(笑)

あくまで原文に沿った形で、いかにうまく表現するかが、英文推薦状を「使えるレベル」にまで持っていくポイントになります。

ご参考いただければ幸いです。

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